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カテゴリタイトル薬用植物

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薬用植物の大規模?短期間栽培

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王子グループでは、製紙原料となる植林木の研究で培った優良品種の選抜技術をはじめ、組織培養や遺伝子解析に関する林木育種技術を多数保有しています。医療植物研究所では、これらの研究財産を有効活用できる分野として、市場としても将来性のある薬用植物の研究に着目しました。

甘草(カンゾウ)の大規模栽培技術

①国内栽培に至る背景

薬用植物の中で甘草は、漢方薬の約7割に使用されているだけでなく、化粧品や食品?雑貨等にも幅広く使用されている薬用植物です。 現状では、原料のほとんどが、中国および中央アジア地域からの野生品の輸入に頼っておりますが、昨今では需要増加に伴う資源枯渇の危惧や中国の輸出規制により、価格高騰?入手困難などの問題が起きています。

(最も使用量が多いカンゾウの価格指数は、2012~2014年で163→186→242と推移しており、2倍を超えています)

原料生薬使用量等調査報告(5)―平成20年度~28年度の使用量―

そのため、国内での栽培研究が盛んに行われていますが、短期間の栽培で薬効成分含量基準(グリチルリチン酸含量2.0%以上)を満たす技術および栽培作業の機械化技術は、これまで未確立となっていました。




②種子から短期間で基準以上の薬効成分を満たす栽培に成功

王子グループでは、各種栽培条件における甘草の遺伝子発現解析結果から、短期(種子を播いてから収穫まで1.5年)でグリチルリチン酸含量を基準以上に向上させる栽培技術を確立し、当社農場での実証試験に成功しました。




播種16か月後の甘草の苗


播種18か月(1.5年)後に収穫した甘草の根



③甘草の大規模栽培実証試験

王子グループでは、事業規模での甘草大規模栽培(ha規模)に必要な機械化技術を確立しました。現在は、名寄エリアの当社農場にて大規模栽培実証試験(毎年8ha植栽)を進めています。

今後、漢方薬等の医薬品原料としての販売を目指すとともに、日用品や化粧品等の原料化も視野に国産甘草の品質の高さやトレーサビリティを重要視されるお客様と共に、新たなビジネスを構築してまいります。

社有林資源の活用

甘草(カンゾウ)の他にも、北海道に保有している社有林(12.6万ha)に自生している多種にわたる薬用植物の活用も同時に検討しています。

王子グループ社有林内にて生息が確認された薬用植物の一例

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